初購入を考慮中のロボット掃除機、購入時の選択のポイントは?
昨今すっかりと家庭の電気製品の仲間入りをした、ロボット掃除機です。
初めの頃には、これでしっかりと掃除が出来るんだろうか、とも思われた掃除機ですが近頃では機種も増え、用途に応じての選択も出来るようになってきました。
この便利なロボット掃除機ですが、特にどんな条項の場合に使用すればいいのか、助けになるのかを見てみましょう。
目次
どんな場合にロボット掃除機の使用がおすすめ?
掃除機をかけると言う行動は、実はかなりの身体の酷使になりかねないものです。
中腰で前傾した状態で、場所によってはかなり力を入れないと掃除が出来ないものです。
この態勢で力を入れれば腰にも負担がかかるのは、言うまでもありません。
掃除機は箒などに比べれば、埃やごみをしっかりと処理してくれるのは勿論ですが、負担の大きさも正比例していると言ったところでしょうか。
畳の目の中やカーペットの毛の内側にも入り込んだ埃を、吸い込んでくれるのですからありがたいとは言え、やはり身体に負担をかけることも事実です。
健康な方の場合はそれこそ、エクササイズ代わりにもなりますが、病後や産後それに加齢とともに弱った筋肉などには、いささか負担が大きすぎます。
そういった場合にこそ、ロボット掃除機は役に立ってくれる便利な道具です。
普段の掃除をロボットにしてもらうのは、何となく手抜きのような気がするかもしれませんが、多忙な方はしっかりと利用して負担を減らしておきましょう。
決して全部任せて怠けることにはなりませんので、そこはご安心をなさってください。
ロボット掃除機ってどの辺りまで期待していいもの?
ロボットと言うと、人型をしていて人間の代わりに作業してくれると言ったイメージがあります。
しかしロボット掃除機の場合は、現状ではそこまでは期待出来ません。
床の汚れはきちんと掃除してくれても、片づけはしてくれないのが事実です。
床をスムースに掃除してもらおうと思ったら、まず人間が床の上にある邪魔な物を片付ける必要があるのです。
片づけはあくまでも人間が、その後の床掃除はロボット掃除機がと言うのが、現状ですのでお間違いの無いようにしてください。
あるメーカーのサポートセンターに、ロボット掃除機が壁と家具の間の埃を取ってくれない、というクレームが多くあるそうです。
残念ながら現在のロボット掃除機では、片付けも家具の隙間の埃取りもまだ出来ません。
上記の、怠け者にはならずに済むと言うのは、つまりはそう言うことです。
完全に掃除も片付けも任して大丈夫、と言うロボットではありませんので、人間の手はまだまだ必要なのです。
あくまで補助として、役に立ってくれる道具と考えましょう。
ロボット掃除機ってどんな人にお役立ち?
勿論どんな家庭でもお役立ちのロボット掃除機ですが、前述しましたように普通に掃除機をかけるのがいささか辛いと言う人に、特におすすめです。
産後や病後は勿論腹筋も弱っていますので、掃除機をかけようとすると腰に負担が行くことになります。
いささかお年を召した方の場合も、掃除機を扱う時の重さは腰に負担がかかります。
特に腰痛を自覚している方の場合、出来ればこのロボット掃除機に変更して負担を減らすことがおすすめです。
完全な人型ロボットではありませんが、ロボットの共通命題の、人間を助けると言う面からしてもこのお掃除用のロボットは大きな助けになってくれるでしょう。
また仕事に育児にと時間に追われる女性にも、大変に有用な機械です。
充分に利用して、少しでも身体を休めていきましょう。
初めてのロボット掃除機どれにしたらいいか迷う
今や機種も増えて、消費者の選択肢も広がったロボット掃除機です。
購入する時に、どれを選べばいいのか逆に、悩むことにもなりますね。
床の状況によって選ぶ
選択の基準の一つは、ご自宅の床の状況にあります。
フローリングが殆どなのか、カーペット敷きの場所が多いのか、畳の部屋が多いのか、それによって選んでみるといいでしょう。
例えばあるメーカーのロボット掃除機は、吸い残しの無いように何度か同じ場所を行ったり来たりします。
これだと掃除の時間はかかりますが、特にカーペットや畳など、内部に埃が溜まりやすい床では効果的に掃除が出来ることになります。
また逆の場合、フローリングが殆どの家の場合は、時間がかからずにさっと一筆書きの様に走り抜ける掃除機で、充分と言う事になります。
この辺りを選択の基準に入れると、効率的に選ぶことが出来ますのでご一考なさってはいかがでしょう。
家具の多さや素材で選ぶ
大別しますと今のロボット掃除機は、家具にぶつかりつつ掃除するタイプと、早めに回避するタイプがあります。
これも一長一短で、ぶつかられると困る家具などが多ければ、回避型のロボット掃除機がおすすめになります。
がしかし、早めに回避と言う事は、その分隅までの掃除がイマイチと言う事でもあります。
また家具にぶつかるのが当たり前と言ったタイプの場合、勿論緩衝材がありますから滅茶苦茶に家具が傷つくことはありませんが、やはり心配だと思われる方もいるでしょう。
しかし掃除と言う事に関しては、こちらのほうがしっかりと隅々まで掃除してくれるのは、明らかです。
これまた選ぶ時の基準に、参考になさってみてください。
本体のサイズや重量で選ぶ
通販などですとサイズの見当がつきづらいので、1回実店舗に足を運ぶこともおすすめします。
と言いますのも、ロボット掃除機の大きさもかなりポイントになって来るからです。
例えばダイニングの椅子の脚の部分です。
この脚の間を通ってくれる、掃除してくれるロボット掃除機のサイズは、やはり限られてくるわけです。
ご自宅の椅子の脚の幅なども計算に入れて、掃除機の本体を見てみるとまた違った視点での選択が出来るかもしれません。
勿論重量も計算に入れておくと、なおよろしいでしょう。
自走してくれるロボット掃除機ですが、2階などに持っていく時に重くて難儀するのは、避けたいものですね。
使用する時には注意も必要です
センサーが装備されていて、何かあれば止まってくれたり避けてくれたりするロボット掃除機ですが、決して万能と言うわけではありません。
すでに書きましたように、産後やお年を召した方の掃除の補助として大変に有用な品ですが、逆を見て見ますとだからこそ必要な注意も見えてきます。
産後などで身体が弱っているので、ロボット掃除機を購入使用する場合は特に、お子さんの行動に注意しましょう。
ハイハイを始めた赤ちゃんなどには、ロボット掃除機との行動範囲は重ならないようにしておきましょう。
事故の元にもなりますので、これは重々に注意しておいてください。
またお年を召した方の場合、足元には注意を払うのをお忘れなくなさってください。
掃除機によっては結構早く動きますので、躓いて怪我などしないように、掃除中の場所には入らないようにした方がよろしいかもしれません。
各メーカーとも、安全には充分に注意を払って製造している機械ですが、足元と言う注意の行届かない場所で動く機械です。
人間の怪我もですが、踏みつけてせっかくの掃除機を壊してしまうことの無いようにも、注意したいものですね。
まとめ
年々性能も良くなり、動きや可動範囲に充電時間と、使い勝手のいい製品の出てきたロボット掃除機です。
上手く使えば本当に、多忙な人間の助手としてしっかりと家中掃除してくれます。
忙しい方、身体にいささか自信の無い方には本当におすすめの機械ですが、あくまでも助手として主役は人間であることもお忘れなくなさってください。
ロボット掃除機はアシスタントとして、清潔な家の保持に一役買ってくれることでしょう。