特選・プロ目線でおすすめできるペット用キャリーバッグ 4選、選び方ヒントから注意点まで発表します!
現在国内で飼われているペットは約2,000万頭と言われています。
昨今はペット可の賃貸物件やシェアハウスも増え、動物と人がより暮らしやすい社会になってきていますね。
犬のほうが人気と言われていましたが、ここ数年は特に猫ブーム!
かくいう私も猫派で、飼い猫の為にペット用品店で働くほど、やっぱり我が家のペットには誰しも熱が入ってしまうものです。
今回は猫と暮らして15年、ペット用品専門店の店員がコレはいい!
と思った進化形ペット用キャリーバッグをご紹介します!
犬猫兼用、大注目のペットキャリー
テトラジャパンペットスイート
こちらはハードタイプのオーソドックスなキャリーですが、最大の特徴はメーカー公式で「飛行機に乗せてもOK!」と歌っている点でしょう。
サイズはS・Mが主流になっており、猫・超小型犬~中型犬向けです。
値段は可もなく不可もなし、平均相場ですが旅行には安心しておすすめできる一品です。
テトラジャパンからはソフトタイプのキャリーも出ていますが、そちらはXL・大型犬向けまでとサイズ展開は豊富ですが飛行機には対応していません。
ソフトタイプならではということで、ご自宅でワンちゃん専用にサークル代わりに使っていらっしゃる方も居らっしゃるようです。
とりあえず、にはおすすめ!アイリスーヤマ ソフトペットキャリー
アイリスオーヤマの折り畳み可能のソフトタイプのキャリーです、とにかく安価が売りのアイリス、急ぎで必要!
といった時におすすめですね。
頑丈なショルダー紐が付属しているので、手持ちと肩掛け2wayタイプというのも魅力です。
サイズはS・M、中型犬対応とありますが、サイズ的にはいるのかちょっと不安な大きさですので、組み立て済みの完成品をよく確認することをおすすめします。
ちなみにアイリスからはハードタイプのペットキャリーも定番商品で発売しています。
こちらは最大重量が8kgまで、サイズも1サイズなので猫用としておすすめしていますが、子犬のうちだけなら犬ちゃんも問題なく使えます!
天井部分、上部蓋がパカリと開くバスケットタイプで、こちらも2,000円弱と安価ということでおすすめできる商品です。
値段は高いけれど、高品質!多頭飼いの方におすすめ。 ボンビエコノアⅡ
I♡PETのデザインでおなじみのボンビから発売しているハードタイプのキャリーです。
エコノアⅡはパックリ天井が開閉できることに加えて、サイドにドアタイプの開閉口がついていることが特徴ですが、この商品、わたしが職場でガチで一押しでおすすめしているキャリーです。
見た目はなんてことないデザインなので、なぜ薦めるのか不思議…とよくお客様にも言われます。
実はこの商品の製造元のボンビという会社、メーカー側からの値引きがほとんどなく、元々の値段設定も結構高めなので、どこの小売店でもセール対象外になっていることが多く、けっこういい値段のする用品、というイメージをお持ちの方も多いかと思います。
実際私も値段が高くておすすめしづらいのですが、それでも一押しする確かな理由があるんです。
「本当に壊れず長持ちする用品といえばボンビ」と業界では有名なメーカーだから故!
です。
毎日多くの商品を見ていますが、ボンビの製品は個体差がなく、きちんと作られているのが見た目で分かる、というくらいに、丁寧な梱包・細部の作りも商品個体差がなく、検品にも丁寧さを感じます。
キャリー以外でもボンビの用品をおすすめすることが多いというほど、本当に丈夫で頑丈です!
特に多頭飼いの方には先々のことを考えると、長く使えるものが必須だと思いますので、チェックしてみて欲しい商品です。
ネットショップではセール対象になっているお店もあるようです。
猫用ちょっと変わったおすすめキャリーバッグ
キャッティマン 猫くるりんバッグ 通院ネット付き
猫飼いさんが主にキャリーバッグを使うとき、それは動物病院へ猫を連れていくとき…ですよね。
キャリーに入れられる=病院に連れていかれる、と猫たちも学んでいるので、キャリーに入ってくれず定期健診のたびに一苦労、という猫飼いさんにおすすめのキャリー、ペットフードや用品では大手メーカーのキャッティマンから出ている「猫くるりんバッグ」!
ソフトキャリータイプで平べったい形、ソフトキャリーなのに自立するタイプで、ちょっとした移動式ネコベッドのような形です。
なんといっても天井部分が丸々ファスナーでぱっくり開ける、そして見た目がとっても可愛いので、キャリー本体のファスナーを開けて普段からお部屋に置いておけるので、ベッド代わりに猫みずから入ってくれたり、普段からキャリーバッグに慣らしておけるので、バッグ自体を恐れないで慣らしていけるというすぐれ商品です。
さらに通院のことを考え、保護ネット付属、そして天井部分は固めのナイロンネット素材なので、バッグに入れたままで診察・点滴もできる構造になっています。
(※各獣医さんにより診察判断や対応は異なります。)、ベッドと兼用できるキャリーとお値段も約5,000円ほどと安価なので、おすすめです。
こんなキャリーバッグを使用中の方、気を付けて!よくある事故を防ぐ注意点
上部の蓋が開閉できるタイプのキャリー、肩から掛けていませんか?
最大重量が~8kgまでのバッグには肩掛け用のショルダー紐が付属していることが多いです。
ソフトタイプの物に関してはバッグ本体に金具で取り付けるのが一般的なので、相当使い込まない限りは金具や紐が千切れることはないと思いますが、ハードキャリーで天井部分、上部の蓋が開閉できるタイプのキャリーをお使いの方がショルダー紐を使っていて、ペットの重さで蓋が開いてしまい、そのままペットが入ったキャリーを床に落としていまうという事故が多く発生しています。
そもそもメーカーの仕様の場合もありますが、間違ってキャリー本体ではなく蓋部分に紐を取り付けてしまっている場合に起こりうる事故で、結構頻繁に起きています。
私も実際に動物病院の待合室で数回見たことがあります。
屋外で起こるとペットが逃げてしまったりケガをしたりと取返しのつかないことになる場合があるので、ご使用中のキャリーを是非今一度点検してみてくださいね。
オマケ。生活用品がキャリーがわりになる!?
災害時にも安心。洗濯ネットが大活躍!
動物の移動時に使える生活用品として推奨している獣医さんも多くいらっしゃるという便利グッズ。
洗濯ネットが簡易キャリー代わりになるってご存知でしたか?
実は私もペット用品店で仕事をするまでこんなにペット用のキャリーバッグが進化していることや、それでいて安くて種類も豊富だなんて知らなかったんです…。
今は災害時のことを考えてハードキャリーを備えていますが、それまではかかりつけの動物病院の獣医さんが推奨していたこともあり、我が家の猫の通院にも洗濯ネットを利用していました。
段ボールやペット用ではないバッグなどで外出すると思わぬ事故に繋がりますので、あくまで一時的なものとしてですが、ネットなので呼吸もしやすく、多少動いても柔らかくケガも防げるので、本当に緊急時の時に覚えておくと役に立つかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
私たち人間とは違う時間のスピードで一生を過ごすペットにだからこそ、なるべくストレスフリーで暮らしてほしいですよね。
そして、欲をいうなら私たち飼い主の負担も少なくなったら…win winですよね。
今回は定番のペット用キャリーバッグを重点的に紹介しましたが、本当に様々な用途やペットの個体、飼育スタイルに合わせたキャリーバッグが様々なメーカーから発売しているので、眺めるだけでも飽きませんし、お休みの日、ネットショップサイトでなんとなく検索しただけで、愛犬・愛猫にピッタリの用品が見つかるかもしれませんので、ふとした時間にチェックしてみてください!