キャリーバッグを選ぶ時に気を付けたい8つのポイント
旅行や帰省の際、着替えや必需品など持って行く荷物はどうしていますか?
ボストンバックだと持ち運びが疲れる。
そんな時、役に立つのがキャリーバッグです。
今ではすっかり主流になり、街中でガラガラと引きながら歩いている人も見ない日はないほど、ポピュラーなものへと変わっていきました。
日常的に使っていくものなので色々とこだわりたい、何を選んでいいか分からない、そんなあなたのためにキャリーバッグを選ぶ時に気を付けたい8つのポイントをまとめました。
1.デザイン
まずはデザイン。
キャリーバッグにも種類があります。
大きく分けると2種類で、ソフトタイプとハードタイプです。
ソフトタイプはポケットが多かったり、見た目も可愛いものが多いですが、強度が弱いのと雨の時には水が染みこみやすいという欠点があります。
ハードタイプはソフトタイプと違い、雨も弾きますし強度やセキュリティ面でも勝っています。
色のバリエーションやキャラクターものなど、デザインの面でも選びやすいのでおすすめです。
また、ハードタイプの中でもまた閉じ方で種類が存在します。
フレームタイプとファスナータイプです。
フレームタイプは強度が高く、変形しにくく丈夫なのですが、一度、変形してしまうと閉まらなくなってしまうのが欠点です。
ファスナータイプに比べて重いことも難点にあげられます。
ファスナータイプはフレームタイプに比べて軽くて安く、一般的に販売されているタイプです。
構造がシンプルで長持ちしやすいのが特徴ですが、ファスナーの部分から雨が染み込みやすいのが欠点になります。
これだけでも様々な種類やデザインがあります。
キャリーバッグは大きな買い物です。
何個も購入してシーンに合わせて使い分けるのは難しいと思いますので、しっかりと用途を見極めて選んでいくことが必要になってきます。
2.価格
値段はモノによって様々ではありますが、安いものですと3000円台から高いものは50000円のものもあります。
キャリーバッグは消耗品と捉える考え方で安いものを購入して、買い換えていく人が多いとは思います。
しかし、安いものほどやはり耐久性が低く、すぐに買い換えることになることが多いです。
値段相応のものを大事に使っていくことが必要になりますので、ある程度(1000円以上)のものを選択していくのが無難でしょう。
3.サイズ
メーカーによっても違いますが、大きく分けてS、M、L、LLサイズが一般的です。
目安としてはS(1~3日)、M(4~7日)、L(1~2週間)、LL(2週間以上の長期)となっています。
また飛行機を利用する際には持ち込めるサイズの規定が存在します。
100席以上の場合、3辺の合計が115cm以内(55cm×40cm×25cm以内)、 10kg。
100席未満の場合、3辺の合計が100cm以内(45cm×35cm×20cm以内) 、10kg。
リットル数でも表記されていることが多いので要注意ですが、使用するシチュエーションをイメージして実際に現物は確認した方が良いでしょう。
4.キャスター
キャスターには2輪と4輪が存在します。
2輪は、伸縮式ハンドルを伸ばして斜めにして引っぱるタイプで走行します。
4輪は、斜めにして引っぱる2輪走行も可能ですし、立てたまま4輪で走行することも可能です。
キャリーバッグが消耗して使えなくなる理由は、圧倒的多数がキャスターの磨耗です。
スーツケースのパーツの中で、唯一の回転機構で、擦り減っていくパーツであり消耗品です。
タイヤが磨り減るパターンもあれば、根元ごと取れてしまうことも無きにしもあらず。
しかし、交換するのは一苦労なんです。
保証で直してくれるところもありますが、ほとんどが対応外となっています。
今ではキャスターを直してくれる専門店もありますが、買い直す人がほとんどでしょう。
よって、キャリーバッグを選ぶ際には非常に重要なポイントで、なるべく耐久性の強そうなもの、一点に力が集中して磨耗しやすいものは選ばないようにしましょう。
5.マチが付いているか
キャリーバッグには容量アップの為にマチが付いているものがあります。
これはマチアップやエキスパンダブルとも呼ばれている昨日で、ファスナーを開いたり金具をスライドさせたりすることで、アコーディオン状に折りたたまれた布が開いて鞄の容量が広がります。
しかし、デメリットとしてはマチ部分を出すとぐにゃぐにゃとしてしまって4輪走行しづらくなってしまったり、マチ部分は布製なので雨や防犯上の心配もあります。
旅行や帰省でお土産を買う予定がある方は自分の荷物とも相談しながら余裕を持って、荷物をあらかじめ少なくしていくか、マチ付きのキャリーバッグにするのか検討してもいいかもしれません。
とはいえ、実際は使っている人はそれほど見ないような気がします。
便利な機能だとは思いますので、参考程度にしておくといいかもしれません。
6.TSAロック
TSAロックとはアメリカ運輸保安局 TSA(Transportation Security Administration)によって認可・容認されたロックです。
セキュリティチェックが最も厳しいアメリカであっても、カギをかけたまま航空会社に預けることが可能です。
飛行機はもちろんのこと、交通機関や宿泊先や旅行先の施設によってはキャリーバッグを預ける場面も出てくると思います。
そんな時、セキュリティがしっかりとしていると安心ですよね。
TSAロックが付いているものの方が主流にはなっていますが、まだ付いていないものも存在します。
なるべく気を付けてキャリーバッグを選ぶようにしましょう。
7.持ち手
キャリーバッグを引く時に必ず必要になってくるのが持ち手。
この持ち手のことを正式にはプルドライブハンドルと言います。
握ることによって、中のロックが外れ、ハンドルが上下し収納したり、移動時に引くことが出来るようになります。
しかし、ここも非常に壊れやすい部分で、握る部分が壊れ収納できなくなってしまったり、逆に引っ張り出せなくなったりすることもあります。
引き出しやすさ、収納しやすさはもちろんのこと、握る部分が壊れづらくはないか、もし壊れても保証や修理はどのようになっているのかしっかりと確認しながら選ぶことが必要になってきます。
8.ベルト
日本ではベルトを付けるのは一般的ではないと思います。
街中でキャリーバッグを引いている人を見かけてもなかなかベルトを付けている人には出会いません。
しかし、海外へ行く時に役に立つのがこのベルトなんです。
海外の空港では荷物が運搬される際に、投げられたりして、自分が想像している以上に荷物が粗野に扱われることがあります。
そういった場合、もしかしたら投げられた衝撃で鍵が開いてしまうことも考えられます。
こんな時、ベルトを巻いておくとキャリーバッグがそのまま開いてしまうことなく安全であるなどの効果を得ることができます。
とはいえ、現在はTSAロックもあったり、安物でなければキャリーバッグ自体も丈夫に作られているものも多いので、海外に行く予定のない人にはあんまり必要のないオプションかもしれません。
まとめ
以上、キャリーバッグを購入する時に気を付けたい8つのポイントを紹介しました。
キャリーバッグはモノとしても場所を取りますし、値段としても大きな買い物になります。
旅行なのか仕事なのか帰省なのか、何泊する予定なのか、常に自分が使っていくシーンやシチュエーションを想像しながら選んでいくことが必要になります。
あとは自分との相談で安全性やその他のオプションを検討しながら選んでいくのが良いのではないでしょうか。