太平洋戦争を題材にした邦画ベスト3

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太平洋戦争を題材にした映画はたくさんありますが、これから紹介する邦画は感動できる作品だと思います。


私は潜水艦が好きなので、潜水艦を題材にした作品を2つ、戦艦大和を題材にした作品を1つ挙げました。


戦争の悲惨さを伝えることを出来ると思うので、親子でも見てほしい作品です。


世界の平和を祈りながら見るのもいいかもしれません。





第1位:「真夏のオリオン」

真夏のオリオン [DVD]

冒頭から潜水艦と潜水艦の戦いになっています。


現実的に当時の技術ではありえないことですが、そんな知識を持っていても「こういう戦闘ならありだな」と思ってしまうほど、役者さんの演技がとてもうまいです。


艦長がかっこよすぎるのもこの作品の特徴です。


戦闘配置につくときも、カレーを完食してから配置についたり、潜望鏡を急に180度回転させて敵艦を見つけるなど「おいおい」とつっこみたくなる場面もありますが、艦長がさわやかすぎて、「ああ、この人なら」と納得できます。


回天という特攻魚雷も搭載されている潜水艦で、その乗組員とのやりとりも考えさせられます。


また、アメリカの駆逐艦も主人公の潜水艦を追って戦いを挑むので、潜水艦好きにはたまらない頭脳戦も見ることができます。


どの年代も感動してみることができる作品はめずらしいので、この「真夏のオリオン」はおすすめの一作です。


潜水艦の戦闘もこっていますので、潜水艦を知りたい人の入門作にしてもいいと思います。





第2位:「男たちの大和」

男たちの大和/YAMATO

戦艦大和を題材にした作品は多いようで実はあまり見かけません。


やはり大和の戦闘シーンはCG技術が発達した現代でようやく再現できるからでしょうか。


そういった意味では、「男たちの大和」は戦艦の迫力を伝えてくれます。


とはいっても大和の戦闘シーンは作品の最後の方に集約されていて、作品の大部分は大和の乗員の人間模様が描かれています。


大和の乗員になった喜びと、戦況が悪化して大和も沈む運命にあると乗員が自覚し、だけど沈みたくはない、その矛盾に葛藤する様子は心が痛みます。


しかしそれは戦中では当たり前のことで、戦争とはこうまでも人を傷つけるのかと思い知らしめてくれます。


でも一番の見どころはやはり戦闘の場面です。


高角砲の内部の様子や、機銃の操作の仕方、主砲の回転など細かなところまで良く再現されています。


CGは改善の余地がまだまだありましたが、それを差し引いても大和という戦艦がどういう生涯を送ったか、知ることができます。

第3位:「ローレライ」

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太平洋戦争ものとしてはめずらしく、SFの要素が入った邦画です。


原作は「終戦のローレライ」という小説でそれが映画化されました。


もともと「終戦のローレライ」を読んで最後は泣いてしまうくらい感動してしまったので、映画の方も期待していました。


映画ではよくあることですが、この人はこうじゃないということがあります。


この小説と映画では、良い人が悪者役で出ていたりちょっと拍子抜けしてしまうところがありましたが、軸はぶれていないので最後まで楽しむことができました。


とくに、艦のまわりをふかんしてみることができる「ローレライ・システム」の再現はよくできてるなと思いましたし、それを利用した戦術もなかなか面白かったです。


最後は潜航して行方不明になりますが、乗員全員が生きていてほしい、そして戦後の日本を見つめてほしい、そんな感情がわき上がりました。


最後の駆逐艦40隻に単艦で立ち向かうシーンは見どころです。


柳葉さんの頑張りもかっこよかったです。

まとめ

太平洋戦争ものを3つ挙げさせていただきました。


どの作品も戦闘のダイナミックさはきちんと表現しつつ、戦争の悲惨さを人間模様で伝えるという点では一緒だなと思いました。


いま平和が一生懸命語られていますが、そのあと押しのためにもこのような作品を色々な人に見ていただきたいです。


後世に伝えたい作品ばかりと取り上げてランキングしました。







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