何度も見返したくなる邦画ベスト3
映画、とくに日本の邦画の中には一度見ただけで満足してしまう作品から何度も続けて見返したく作品とありますが、今回ランキングにしたのは何度でも見返したくなる作品です。
コメディから推理ものなど見返して確かめながら見たいなと思える作品をランキングにしました。
それなりに有名な作品が多いのでご存知かもしれませんが今一度見ていただけたらな、と思います。
第1位:「ザ・マジックアワー」
コメディです。
面白いです。
三谷幸喜監督の傑作だと思います。
おすすめのシーンは何といっても佐藤浩市演じる村田が映画の撮影だと思って何度も同じ事を繰り返すシーン。
何度見てもどういう展開になるのか分かっていても笑ってしまう面白さがあります。
こう、ナイフを舐めて相手を脅すシーン、対峙していた西田敏行演じるマフィアのボス天塩も驚きます。
何度もナイフを舐めるからまたそこから始めるの、と聞いたり美味しいのか、気にいたならあげるよ、と言ってしまうほど。
あのシーンをよく笑わずにできるなと思います。
役者全員すごいです。
そしてそれだけおかしな行動をしていても誰も演技だとは思わないところも最高です。
後はラストも絶対見逃せません。
本物のデラ富樫が現れたのに映画撮影のセットで追っ払ってしまう辺り最高です。
本当にどうして気付かないのか、とか構えている間に銃の引き金引かれたらどうするの、と思うところは沢山ありますが終始笑ってばかりいました。
これぞまさに三谷映画、三谷映画の中で一番好きな作品です。
第2位:「白ゆき姫殺人事件」
タイトルを見た時、怖い作品かなと思って見ていましたがそんな事は全然ありませんでした。
どちらかというと、真相に迫っていく臨場感がゾクゾクさせてくれる作品だと思います。
インターネットの書き込みで翻弄され自分も悪乗りして確かな事など何もないのに怪しいというだけで無実の子を犯人にしてしまう。
今の世にありえそうな作品でそこは怖いなと思いました。
そして殺された人もいい人に見えて本当は悪人だったり、友達のフリして本当は悪人だったり。
怖いのは自分の追っている事が正しいと思い込んで勝手に犯人像を作り上げてしまった赤星というフリーライター。
最も、赤星も騙されていた側の人間なのですがやりすぎです。
でもマスコミというものはそうやって視聴率を取り、上手くいっている内は煽て、間違いだったと知ったら元凶だった人間に全てを押し付け解雇する。
そういう現実的なところもあって最後にはそうだろうなと思わせてくれました。
こう、そこに真実があったと後から言われると巻き戻して確かめて本当にあった、と堪忍して見直してしまいます。
そういう意味では何度も見返してしまいたくなる構成をしていると思いました。
第3位:「SPACE BATTLESHIPヤマト」
宇宙戦艦ヤマトの実写映画版の作品です。
最初は実写なんて無理だろうと思っていました。
アニメだからこそできる事があって、それは大抵実写では難しい事が多いものです。
宇宙を舞台にしたヤマトは絶対に無理、という先入観がありました。
出来上がった映画は多少無理しているかな、と思うところもありましたがそれなりも無理もなく最後まで楽しく見る事ができました。
宇宙での戦いも迫力がありました、邦画の中ではかなり上の方にあると思います。
軽い恋愛ものも混じっていて綺麗で美しくアニメには出せない実写のいいところもあって個人的には気に入っている作品になります。
波動砲とかもそんな事できるのかな、と思ったのですがやってくれました。
宇宙の見知らぬ星に乗り込むのだから沢山人が死ぬシーンも多いです。
それでも仲間のために自分を盾にして生き残った者たちだけで地球に帰還してきたのは凄かったです。
古代は最後に大切な人のために命を張りますがそのシーンも美しかったと私は思います。
そう思える作品は尊いなと感じました。
まとめ
どの作品もスケールが大きく見ていて飽きが来ない作品ばかりです。
一度見て満足するのでは勿体もので何度も繰り返し見て、新しいところを発見する。
最初見た時は主演を光らせる背景の一部でしかなかったのに見直したらこんな事をやっていたのか、と発見するのも楽しいものです。
できる事なら二度三度と見返してほしい作品ばかりです。
長くて目が疲れるかもしれませんが日を改めてでも何度か見返して下さい。