キャリーバッグの便利さはどんな進化で生まれたの?スーツケースは進化してキャリーバッグに

キャリーバッグ

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楽しい旅行に唯一問題があるとすれば、荷物の持ち運びでは無いでしょうか。

特に海外旅行など、長期に渡るしかも移動の多い旅行の場合、荷物の運搬は大きな問題になります。

何とか使い勝手も良く、力のない人でも出来るだけ楽に移動が出来るように、あれこれ工夫がなされてきたのが旅行用バッグです。

その集大成と言えるものが、キャリーバッグでは無いでしょうか。



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旅行用スーツケースの元々は

今の若い人だと使ったことが無い人の方が多いかもしれませんが、元々スーツケースは手で下げて持ち運ぶものでした。

空港などに台車があるのは今もですが、何とか空港にたどり着いてそれに荷物を乗せられた時のありがたさは、昔の人なら覚えがあることと思います。

当時はこれに、荷物の運搬をしてくれるスタッフもいましたので、空港にさえたどり着けばと言った感じでした。

とは言え実際は、この空港まで運ぶのが大変だと言うのは当たり前です。

空港などは勿論バリアフリーはされていますが、普通の道などではそれも無く、少し前までは駅などもエレベーターやエスカレーターの設置がされていない所も多かったのです。

何とかもっと楽に荷物の運搬を、と考えるのも当たり前のことですね。

折り畳み用のキャリアーなどを使用する人もいましたし、これは今でも段ボールの荷物の運搬に使用している人を、空港などでも見かけます。

しかしこれもまた、荷物が一つ増えると言う事で、出来れば旅行中は荷物を多くしたくないと場合は、使いづらいものでもありました。

筆者の場合、このキャスターに預け荷物を積んで空港まで行って、荷物を預けた後は持ち込み荷物をこれに乗せて、空港内移動していました。

意外と持ち込み手荷物が重くなるので、結構有用でしたね。



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そして現れたのがキャスター付きのスーツケース

スーツケースは勿論、丈夫な堅牢な素材で出来ていればそれだけ、自重も重くなります。

結果移動がきつくなるのは当たり前のことですし、これが1週間くらいの旅行の場合サイズも大きくなってしまいます。

スーツケース自体の重さが7キロくらいあった場合、これに荷物を詰めれば15キロくらいにはあっという間に重さが増えてしまいます。

そこで登場したのが、キャスター付きのスーツケースです。

ただキャリーバッグの様に伸びる持ち手は付いていなくて、縦にしたスーツケースの底の部分にキャスターが付き、上の普通の持ち手で押すと言う感じです。

つまり大きな荷物専用の移動型スーツケースだったわけです。

小型のものでは、かがまないと使えないので、大型専用でした。

小型ならばこれほど重くないと言う前提で、考えられたのでしょう。

正直このタイプは、今問題になっているように後方の邪魔になることも無く、身体の脇につけて移動できたのでかなりいいアイデアだったと今になると実感できますね。

日本ではあまり見かけませんでしたが、欧米では小型のスーツケースにもこれが応用されていました。

スーツケースの下部の1か所にキャスターを装備、対角線上の逆の角にひも状の持ち手を付けて引っ張ると言う、スーツケース自体が斜めになる形で移動するタイプです。

これは筆者も使用しましたが、重心に気をつけて荷物を詰めないとすぐに倒れてしまうので、手に持って移動の方が面倒がなかったですね。

それを進化させたのがキャリーバッグ

元はキャビンアテンダントが国際線などで、数泊の必要がある場合に荷物を入れて使っていたという話もあります。

実際颯爽とこれを引っ張って空港内を歩くキャビンアテンダントの姿は、格好がいいと見とれた人もいるでしょう。

彼らの荷物と言うのは実は、着替えなどの私物だけでなく緊急時のマニュアルなども入っていて、かなり重量があります。

一昔前までのキャビンアテンダントの場合、それぞれの会社のロゴマークの入ったショルダーバッグなど使っていたようですが、実際重く感じたことでしょう。

キャリーバッグのような機能的なスーツケースは、確かに移動が多い彼らにはある意味お助けグッズでもあったでしょう。

この機能的なバッグが、普通の旅行者にも使えると目を付けたメーカー側も、先見の明があったと言う事です。

あっという間にこのキャリーバッグ、旅行のスーツケースとして定着したばかりでなく、普段使いの買い物用のバッグとしても用いられるようになりました。

キャリーバッグの受け入れが早くなった原因

これまで、普通の道路の段差や駅など、空港以外のバリアフリーは遅れていたのも事実です。

しかし日本でもバリアフリーが謳われる時期に丁度なっていたのも、またキャリーバッグの流行に拍車をかけた一つの原因でしょう。

キャリーバッグの欠点でもある、段差がある場合持ち上げなくてはいけない、と言う問題はバリアフリーの進行によって解消されていったのです。

丁度時期に当たっていたと言う事かもしれませんね。

おかげで普通の生活内でも、キャリーバッグの利用者が激増したわけです。

便利に使えるようになったキャリーバッグでも

このようにスーツケースの歴史の中でも、格段に移動の便利さで進化したキャリーバッグですが、進化した故に気をつけなくてはいけないこともあります。

特に旅行用の大型のキャリーバッグは、使用にも購入にも注意しましょう。

後方注意の上の使用

これは再三言われていることですが、キャリーバッグの一番の特徴である、荷物を引きずって移動できると言う長所が、後方の歩行者などの邪魔になってしまうと言う点です。

4輪のキャリーバッグの登場によって、この欠点はカバーされつつありますが、それでも4輪のキャリーバッグを後ろに引いて歩く人もまだ見かけます。

自分だけの便利を追求してばかりでは、せっかくのキャリーバッグも活用できていることにはなりませんね。

自重に注意しての購入を

軽量化の進んでいるキャリーバッグですが、それでもキャスターと持ち手の分どうしても、自重は増加します。

軽快に進めるのでつい忘れてしまいがちですが、何かの時には持ち上げる必要のある荷物です。

特に長期旅行用のキャリーバッグの場合、堅牢さを取るか自重を取るか選択をきっちりとすることをおすすめします。

行った先の国のバリアフリー化が進んでいるとは限りませんので、またホテルなどもエレベーターが無い所もありますので、それも計算に入れてください。

機内持ち込みを過信しない

専門店などで見て回っていると、機内持ち込み可能と言うサイズのキャリーバッグも、かなり多く種類が出ています。

機内持ち込みが可能なら、ターンテーブルの前で荷物が出てくるのを待つ必要も無く、荷物の紛失に怯える必要もありません。

しかしこの機内持ち込み、結構場所を取ります。

折り畳み式のキャリーバッグもありますが、中に荷物が入っているので折り畳むことは勿論出来ません。

運よく頭上の棚に上げられればいいのですが、混雑している飛行機だと入れる余地が無いこともあります。

結果、足元の余裕が無くなると言う事に繋がりますので、ここでも注意をしておきましょう。

とても便利なアイデアの結集のキャリーバッグ

多くの人のアイデアや等が結集してできた、キャリーバッグと言うスーツケースです。

これまでのスーツケースとは比べ物にならない機能性と、使い勝手の良さが最大の売り物です。

実際これを使用すると、手で持つスーツケースは使えなくなるとも言われています。

上手く利用すれば、長期の旅行でも移動の時の荷物運びの疲れは、最低限に抑えられるでしょう。

上記のようなちょっとした注意をしつつ、便利に使用していただくのがおすすめです。

まとめ

荷物と言うのは、普段でも旅行の時でも重いものは出来れば敬遠したいものです。

とは言え、特に旅行の時の荷物は最低限にしてもそれなりに量があるものです。

キャリーバッグの登場で、かなり楽が出来るようになった旅行時の移動です。

昔の人に言わせれば、怠け者になったと言われそうですが、その便利さをどうぞ享受してください。







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