堺雅人が出演している邦画ランキング
堺雅人が出演している邦画の中から特に印象に強く残っている作品を選びました。
主演でも助演でも光っている役者でどの役もやりこなす堺雅人の凄さがわかると思います。
TVドラマでも人気がありますがこの何とも言い難い雰囲気は堺雅人ならではだと思います。
コメディからシリアスまで何でもやりこなす魅力を知ってもらえたらと思います。
第1位:「アフタースクール」
この作品は有名な男前な役者が3人同時主演みたいな形で演じているのでおすすめできると思いました。
主演は大泉洋でその脇を固めているのが佐々木蔵之介と堺雅人なのですが、出だし暫くはその堺雅人が悪役のように感じるシーンが多かったです。
でも結局はコメディで、大泉洋と堺雅人がヒロインを救い出すために大掛かりな演技をするという作品だったのです。
一緒に行動している佐々木蔵之介と大泉洋がメインなのにちょいちょい堺雅人の影がチラ付いていてその存在感は光っていました。
この作品のおすすめのみどころは何といってもラストのうどん屋でのシーン。
その場にいる客全員が仕掛け人で堺雅人はそこで金の交渉をして皆の前で堂々と金の受け渡しをして中身を確認している時点でおかしいと思えばいいのにそんな事も気にしないで交渉をして、最後に頭を下げて帰った後客が全員動いた事で漸くハメられたのだと気付く方も鈍感だなと思いながら見ていました。
何度も笑ってしまってここまで笑えるコメディも珍しいです。
本当にただおかしくて、次のシーンに行っても笑いが収まらなかったです。
最後、うどん屋のお姉ちゃんに『僕、格好良くなかったですか』と聞いてつれなく返された堺雅人が可哀想で、でも矢張り素敵な助演作品だと思いました。
第2位:「ジェネラルルージュの凱旋」
これはあの『チームバチスタ』の続編という事で見に行った作品です。
原作を読んでいた身としては堺雅人に合わないんじゃ、と思いながら見ていましたが見事に役にはまっていました。
多彩な役者だと思います。
シリアスな医者を演じている堺雅人を好きな人は絶対に見てほしいと思う作品です。
この作品のおすすめポイントは医者の上層部に逆らっても患者を見捨てない医者として理想を突っ走るシーンです。
金を貰っている事はよくないと思うのですがそれを私利私欲に使うのではなく消耗品に使っていく。
確かに医者に行っても金がなければ治療はしてもらえません。
貧乏人は死ねと言っているのか、と思う事は多々あります。
それを訴えてくれている作品だと思いました。
的確な指示を出して、部下に恨まれても患者を助ける事を最優先する、そんな医者に診てもらいたいと患者は思うもの。
大きな事故が起こって、医者も治療道具も足りない中すべての医者を動かして一番大変だろうにそれをものともしないシリアスな演技に感動しない者はいないと思います。
チームバチスタの続編として、これだけでも十分に楽しめる作品だと思います。
第3位:「鍵泥棒のメソッド」
これもコメディです。
この映画を見た少し後、名探偵コナンの特番で同じ内容のアニメとして放映されたのに驚きました。
堺雅人と香川照之のコンビは普通に楽しめました。
役者になりたい堺雅人は現実世界で確実に標的を仕留める殺し屋としての演技をして、ラストに行くまでしっかり騙していたのだから凄いです。
この作品で輝いていたのは香川照之だと思いますが、それは堺雅人の演技があってこそでいいコンビだなと思いながら見ていました。
記憶喪失の男とと入れ替わるなんてそんな事をよくやるなと思いますが、自殺まで考えた男が切羽詰まったらやるかもしれないなと頭の隅で考えながら楽しませていただきました。
この作品のラストは面白いので絶対に見逃せません。
演技で標的を殺し座っていた堺雅人のセリフは臨場感あって、血の匂いがしないからと見抜かれましたがそれを除いたら騙されてもおかしくないものでした。
最後は広末涼子がその貧乏そうな家には沢山の宝があると言って、それを持ち出している間に警察を呼ばれて捕まるという間抜けなラストでしたがそこがまた笑えました。
そういうシーンがあるからコメディはやめられません。
途中途中に笑いの含まれている少しシリアスもありのこの作品は見ていて少しも疲れない作品だと思います。
まとめ
すべてが主演の話ではありません。
ですがいろいろな役をやりこなす堺雅人を見たい方は是非全部見てほしいと思います。
他にも堺雅人を代表する作品はあります。
でも近年の作品で堺雅人と言ったら、と問われたら私はこの3作品をあげます。
本当に、いろいろな顔を見る事ができて私は好きです。
あの堺雅人がこんな役もできるのだ、と感心してしまうくらいに真逆のイメージの役もやってくれるのでこの3作品は見てほしいと思いました。