dapのメリットはどんなところ? 5つの注目ポイント

dapとは、デジタル・オーディオ・プレーヤーの略称です。
イヤホンやヘッドホンを接続して使うコンパクトな音楽プレーヤーであり、代表的なものとしては、iPodやウォークマンなどがあります。
音楽を聴くときはスマートフォンを使う人も多いですが、dapにはdapなりのメリットがあるものです。
では、dapの優れた点とはどんなものなのか、詳しく説明していきましょう。
高音質
dapのメリットの中で最も注目すべき点は、音質に関することです。
音楽を聴くことに特化したアイテムなので、お気に入りの曲を高音質で楽しむことができます。
ただ音楽を再生するだけならスマートフォンでも可能ですが、音質の方はそれほど期待できないものです。
スマートフォンは、音楽再生以外にもいろいろなことができる複合デバイスであり、多機能性が大きなメリットになっています。
音楽をメインにしているわけではないため、音質にこだわりがあると、少しがっかりしてしまうこともありますが、dapなら問題はありません。
メインとなる機能は音楽であり、音質にもかなり力を入れているため、スマートフォンを使ったときより、さらに細かいところまで聴くことができるのです。
スマートフォンにも音質を向上させた機種があったりしますが、基本的にはdapの方が良い音を楽しめるので、「できるだけ高音質で聴きたい」という目的があるなら、ぜひチェックしてみてください。
同じイヤホンでも違いが
高音質なdapは、イヤホンの性能をしっかり引き出すことができます。
少し高めの高性能なイヤホンを使っていても、再生するのが普通のスマートフォンだった場合は、音質の良さをあまり感じないことがあります。
良い音で再生できなければ、イヤホンにこだわってみたところで、高音質を楽しむことはできません。
しかし、同じイヤホンをdapに接続した場合は、「すごく音が良くなった」と感じることが多くなります。
音の解像度がかなり高いため、高性能なイヤホンを使っていると、それぞれのパートがよりはっきりと聴こえてくるのです。
これからイヤホンの新調を考えている人は、dapの導入も検討してみることをおすすめします。
ハイレゾ音源が聴ける
ハイレゾは、CDよりも情報量が多く、細かいディテールや臨場感などをしっかり再現してくれる優れた音声データです。
そのハイレゾ音源に対応していることも、高音質な音楽プレーヤーとして高く評価されている大きな理由になります。
多くの製品がハイレゾ再生の機能を備えているため、CD以上の高音質を手軽に楽しむことができます。
ただし、中にはハイレゾに対応していないものもあるので、選ぶときは注意してください。
アップルのiPodは、代表的なdapのひとつですが、ハイレゾには対応していません。
ソニーのウォークマンは音質重視であり、大抵の機種は再生可能になっているので、ハイレゾ楽しみたいときはおすすめです。
とはいえ、すべてのウォークマンが対応しているわけではなく、機能を絞ったタイプだと省かれていることもあります。
買ったあとで後悔しないように、気になる製品があったら、機能についてしっかり確認しておくようにしましょう。
バッテリーが長くもつ
スマートフォンを使うときは、バッテリー残量が足りなくなっていると、音楽が欲しいときにすんなりと聴けないことがあります。
そうしたバッテリー不足の問題回避するためには、dapがおすすめです。
これは、音楽の再生をメインにしているためです。
スマートフォンのような複合デバイスは、音楽以外の作業で長く使っていると、聴きたいときにはバッテリーがなくなってしまうことも多くなります。
しかし、音楽の再生がメインになるものなら、うまく使えば、バッテリーを長くもたせることができるのです。
音楽を長く聴いたことでバッテリーが減り、スマートフォンの他の機能が使えなくなるような事態を避けるためにも、音楽専用のプレーヤーを使っていきましょう。
減りを早める使い方
dapを使うとしても、むやみにバッテリーが減るような使い方をすると、それほど長くもたせることはできません。
例えば、動画再生機能がついたものを使うとき、動画ばかり続けて見ていると、どうしても減りは早くなるものです。
そのため、外出先に持ち出すときは動画の再生を控えるなど、工夫しながら使う必要があります。
簡単に充電できないようなところでバッテリー切れになれば、他の場所に移動するまで使えないことになってしまいます。
基本的には音楽がメインとはいえ、それ以外の機能を備えたものも多くあるので、本当に聴きたいときに困らないよう、うまく使い分けていきましょう。
音量の細かい調節ができる
スマートフォンで音楽を聴くときは、音量の調節がうまくできず、使いにくさを感じることがあります。
音楽再生以外の機能にも力を入れているので、細やかな音量調節機能はあまり重視していないことがあり、そうしたデメリットが発生してしまいます。
すべてが同じように使いにくいわけではありませんが、音量の間隔が広くなっており、大雑把にしか変更できないものもあるので、音楽を聴くときは注意しなければなりません。
その点、音楽を聴くことに特化したdapは、スムーズに調節できる製品が多くなっています。
少しずつ調節することができるため、自分好みの音量を簡単に設定するためには、とても便利です。
集中して聴くことができる
スマートフォンで音楽を聴くときに少し困る点としては、「途中で邪魔が入ってしまう」というものがあります。
お気に入りの曲を再生しているときにラインやメールが来てしまうと、楽しみを妨害されたような気分になってしまうのです。
なんとなく再生しているだけならともかく、大好きな曲の一番盛り上がるところで余計な要素が入り込んだりすると、どうにもモヤモヤしてしまいます。
いろいろな機能が搭載されていることは、スマートフォンの大きなメリットですが、このように別々の機能が重なってしまうこともあるので、使うときは注意が必要です。
しかし、dapであれば、そのようなストレスはなくなります。
動画再生などの機能をプラスしたものもあるとはいえ、メインはあくまでも音楽になっているので、メールやラインのような邪魔は基本的に入りません。
そのため、意識を音に集中させて、音楽の世界にどっぷりと浸かることができるのです。
より没入感を高めたいときは、多機能なスマートフォンよりも、音楽専用のプレーヤーを利用しましょう。
たくさん曲が入る
スマートフォンには、音楽以外にも、さまざまな画像や動画などを保存しておくことが多いものです。
そうなると、音楽ファイルに割くことができる容量は限られてきます。
かなり圧縮した状態であれば、たくさんの曲を持ち歩くこともできますが、それだと音質を犠牲にすることになるため、高音質で聴きたいときはおすすめできません。
とはいえ、ハイレゾ音源のような高音質のものは、どうしてもサイズが大きくなるので、容量があまり残っていないときは、困ることになってしまいます。
そうした問題を解決するためにも、dapはとても便利です。
大容量の製品を選んでおけば、高音質なファイルでもたっぷり入れることができます。
音楽以外のファイルをスマートフォンに集中させておけば、容量を圧迫されることはありません。
また、SDカードに対応したものなら、さらに容量を増やすこともできます。
大量に高音質な曲を持ち出すのであれば、余計なことに容量を使わない音楽特化のアイテムにしておきましょう。
まとめ
普通に音楽を再生するだけなら、「スマートフォンがあれば十分だろう」と考えてしまうこともありますが、dapには魅力的なポイントが多くあります。
ここで紹介したメリットの中に気になるものがあったら、ぜひを使ってみてください。
音楽を聴くことに重点を置いたアイテムなので、音楽鑑賞をするときは、スマートフォンよりも快適に使うことができます。