人のために役立つ主人公の姿を描いた実話が見たい人向け邦画ベスト3
人のために役立つことがいかに大切かということを学べる実話を観たいという人におすすめな邦画を集めてみました。
自分に与えられた使命を果たすために頑張って生きて貢献するための努力をした人がいるんです。
その人の人生ややった行いをとても分かりやすく描いたところが観やすい、心に感動を残すそんな邦画をご紹介します。
第1位:「燃ゆるとき」
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「燃ゆるとき」は即席麺を作る東輝水産を舞台にした作品です。
その工場を海外にも建てようと工場で働く人達が色々と提案をしている様子がほんわかしていいんです。
とっても小さい工場で色々な年代の従業員が自分の意見を持ち寄っては海外で売れるカップラーメンを作ることに意見を出し合う様子がとってもイキイキとしていて楽しいんです。
まるで自分がその工場内のテーブルの前に座って自分も意見を言っているかのような気分になるのが観ていて楽しいのです。
中井貴一さんが主人公なのですが、外国人を相手に奮闘する姿も観ていて面白いんです。
ちょっと慌てんぼうの男性ですが、持ち前の明るい性格でトラブルも解決しちゃうのも観ていてスカッとしますね。
でも、やっぱり日本人の感覚とアメリカとの国民性の違いなどもあって、なかなか思い通りにいかずに売れない時期は気の毒だけど、頑張れと応援したくなりました。
この映画は実話だからリアルに観れるところがいいんです。
いかにしてトラブルを乗り越えることができたのかということを知ることができて、勉強にもなります。
第2位:「蔵」
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蔵という邦画は大正時代の話なのですが、どこか新しい感じがするのが不思議です。
出てくる人は着物の人が多いし、蔵のある工場などでの場面が多いのですが、ストーリーが現代の話とよく似ているんです。
でも、この主人公の烈は両目が不自由な女の子なのですが、他の兄弟はみな亡くなってしまったから、烈がゆくゆくは酒蔵を継ぐというところが大変だなと感じました。
当時は子供が次々と亡くなる過酷な時代でもあり、母も早くに亡くなってしまうという気の毒な時代だったんです。
生き残ったとして目が見えないから酒造りなんてできないと思うんです。
でも、そこがこの烈の並々ならぬ努力によって成功させてしまうところが感動するのです。
時期や匂いでその酒の熟成時などを学ぶのですから、なんとも優れた人なんだなと感心します。
女だからって逃げ出さないところも素敵です。
しかも大正という時代に女子大に行きたいと勉強するあたりも凄いなと感動してしまいました。
女もいかに逞しく生きていたかと知ることもできた映画でした。
とても展開もよく、話も充実しているのも見飽きないところです。
酒蔵の内部も知れますし、この大地主がどんな家に住み、家の事情はどんなだったのかということも知れて、ますます面白い邦画だと思いました。
第3位:「遠き落日」
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この遠き落日は三上博史が演じる野口英世の人生を見ることができるのです。
野口英世の子供時代には母が1人で畑をやっては野菜を作り、湖の中に入っては魚を獲るという逞しい姿を描くのですが、そこが凄く驚きました。
猪苗代湖は知っていますが、湖でさえ冷たいしちょっと入って魚を網で獲ろうとは思えないんです。
でも、それを簡単にやってしまうのですから、逞しいよりも感動です。
癖のある親父がまた家を顧みない人というのがイラッとしましたね。
貧しいのに子供に勉強させるのですから偉いなと感じます。
立派な着物を着て凛々しく育った英世はきっとまじめだろうと思ったら、浪費癖がある人だと知り、またまた驚きましたね。
母のシカを演じる三田さんは田舎の農家の役がとても合っているのも感動です。
なぜ英世が手に火傷をしてしまったのか意味も分かりました。
子供も忙しく働く母の背中を見て生きたからこそ、自分のやれることを追求して頑張って勉強したのだと感じました。
淡い恋心を抱く場面はなんだか心が癒されます。
でも、よく病気が広がるアフリカに行って人を助けようと考えたと思いますね。
普通の人ならなかなか行けないけど、やっぱりここも頑張る母の姿を見て育ったからこそそう思ったのではないかと分かったのです。
親子のお互いに想う心と絆を中心に描いたドラマでした。
まとめ
実話は嘘なく、その人の行いをリアルに描くからこそ面白いんです。
この邦画を観て、自分の人生にプラスになる部分を見出すのもいいもんです。
人の先頭に立ち、自分の発想力を活かす人になれるそのきっかけを掴むことができれば、観た価値があるのではないでしょうか。
辛いことがあってもこの3つの作品を観れば、そんな辛さも解消できますよ。