ソイプロテインの特徴とおすすめのブランドの5つの紹介
トレーニングをする人口が年々増し、健康増進のためにプロテインを摂取する人も増えてきました。
需要が高まりつつあるプロテインですが、大きく二種類のプロテインが存在します。
動物性のホエイプロテインと植物性のソイプロテインです。
今回、この二種類のプロテインのうち、ソイプロテインにフォーカスして、その特徴とメリットデメリット、おすすめのブランドについてお話しします。
ソイプロテインとは
ソイプロテインとは文字通りソイ(大豆)を原料としたプロテインのことです。
主な製法は大豆から油を取った後にタンパク質を抽出する方法で、植物性のタンパク質が豊富に含まれたプロテインです。
元々大豆は35%がタンパク質で構成された植物で、他の植物に比べ多くのタンパク質が含まれている他、大量に生産されていることから入手しやすく、プロテインの原料として広く用いられています。
動物性のプロテインに比べて様々な違いがあることから、使い分ける目的で使用されます。
また、植物性で健康的なイメージや後述するメリットのため、女性や健康増進を目的とした中高年の方に人気があるのも特徴です。
動物性プロテインとの違い
動物性プロテインには冒頭でお話ししたホエイプロテインの他、カゼインなどがあります。
これらとソイプロテインには動物性、植物性の違いの他に摂取してから吸収されるまで5~6時間程度と動物性プロテインよりも緩やかな吸収速度になります。
この特徴がソイプロテインの利用される理由です。
ソイプロテインのメリット
ソイプロテインのメリットは大きく二つあります。
腹持ちが良い点と安価な点です。
腹持ちが良い理由として、前の項目でお話しした吸収までに時間がかかるという特徴が挙げられます。
吸収に時間がかかると空腹感を感じるまでの時間が長くなります。
このメリットのためダイエット時に運動と併用する際に用いられ、脂肪を燃焼させながら筋力を上げ、基礎代謝を高めることが期待できます。
また老化を緩やかにする作用であるイソフラボンが大豆成分も含まれていることから、シェイプアップを目的とした女性に人気があるのです。
安価な点もメリットです。
動物性プロテインに比べ、同じ量でも安価に手に入れることができます。
そのため、初めての方でもすぐに試しやすく健康増進目的で購入しやすいというメリットがあるのです。
ソイプロテインのデメリット
ソイプロテインにはデメリットもあります。
水に溶けにくいため飲みにくい点、即効性に欠ける点です。
ソイプロテインはその構造から水に溶けにくく、溶かしても独特の苦みが残る場合が多いため、味で動物性プロテインに劣るというデメリットです。
これによってプロテインにネガティブなイメージを植え付けてしまいますが、最近は味や風味も改善され飲みやすくなっています。
もう一つの即効性に欠けるという点ですが、これは腹持ちの良さがあだになっています。
吸収されにくいため筋の修復に時間がかかりやすくなることから、せっかくトレーニングをしても結果が出にくくなります。
そのため、筋肉の増量やパフォーマンスの向上を目的としたトレーニングを行っている方には敬遠されがちというデメリットもあります。
どんな人におすすめなのか
競技の結果やパフォーマンスの追及を目的とせず、身体のシェイプアップや加齢による肉体の衰えを予防するための健康増進を目的とした方々におすすめします。
イソフラボンが含まれ、コレステロールがないことから、中高年の方々や脂質異常症の方にも飲みやすくおすすめしたいプロテインでもあります。
そんなソイプロテインのおすすめブランドを次の項目で紹介します。
ザバス(SAVAS)
乳製品や製菓などで有名な明治が展開するブランドです。
国内ナンバーワンのシェアを持ち、ドラッグストアや時にスーパーなどでも購入できるメジャーなブランドです。
恐らくプロテインを知らない方でも一度はめにしたことのあるパッケージです。
ブランド設立も1980年と早くからこの分野を手掛ける国内におけるパイオニアでもあります。
特徴
ソイプロテイン100が代表的なソイプロテインです。
文字通りプロテイン100%を大豆プロテインとし、7種類のビタミンB群やビタミンCを配合するなど、美容や疲労回復の手助けも期待できる成分配合となっています。
(公財)日本アンチ・ドーピング機構の公式認定商品で動物性プロテインにアレルギーのある競技者の方でも安心して摂取出来ます。
ウイダー(weider)
米ウイダー社が展開するブランドです。
かつて森永製菓と提携していた経緯もあり、全国のドラッグストアやスポーツ用品店、大型スーパーで見ることができるメジャーブランドで、ザバスと同じく入手しやすい製品が多いことから、利用しやすいブランドと言えます。
特徴
おいしい大豆プロテインが代表的なソイプロテインです。
健康増進を目的としたプロテインで、ソイプロテインの他ビタミンDやカルシウムなど骨の原料となる栄養分をふんだんに配合しているのが特徴です。
コーヒー味のみの展開ですが、牛乳や水と非常に相性が良く飲みやすいソイプロテインです。
ディアナチュラアクティブ
ビールで有名な大手食品会社であるアサヒが運営するプロテインブランドです。
もともと有名なサプリメントブランドであるディアナチュラから派生したブランドで、こちらもアサヒの販売網の広さから上記二つと同様比較的入手しやすいソイプロテインを展開しています。
特徴
ディアナチュラアクティブ・ソイプロテインが代表的な製品です。
こちらはカルシウム、11種のビタミン、ミネラルに加えて乳酸菌も配合し、ソイプロテインというよりは、サプリメントのような要素も持った製品というのが特徴になります。
またソイミルク(豆乳)味というありそうでなかったフレーバーの展開をしているのも特徴です。
Kentai
健康体力研究所という東京の企業が展開するブランドです。
1970年代から国内でプロテインを製造しており、日本における草分け的な存在です。
そんな実績からプロテイン製造を得意としており、ソイプロテインも定評があります。
ただ、店頭に並んでいないことも多いため、地方によっては通販での購入が便利です。
特徴
100% SOY パワープロテインが代表的な製品です。
水に溶かしやすく、ビタミンやミネラルも配合され、健康増進やダイエット、競技力向上のトレーニングにも利用できます。
また、姉妹品に手軽に摂取できるタブレットタイプの展開があるのも特徴です。
タンパクオトメ
最後はやや性格の違うプロテインブランドです。
このブランドはタマチャンショップという健康食品ブランドが展開するプロテインのブランドです。
これまでのブランドはアスリート向けの製品展開も行っていたり、大手企業が手掛けるブランドでしたが、こちらは女性にフォーカスしたソイプロテインを販売しています。
特徴
こちらはソイプロテインをベースにしているものの味わいを良くするためにホエイプロテインも添加しています。
ただし、砂糖は不使用なのでソイプロテインのメリットは残しています。
さらに味にこだわっているため、続けやすいのが特徴です。
まとめ
大手企業から健康食品会社まで様々な企業がブランドを展開するソイプロテインですが、多くの製品が純粋なソイプロテイン以外にもビタミンやミネラルなどの栄養素を添加し、健康増進を目的となるように仕上げたものとなっています。
ソイプロテイン単体でもお話しした多くのメリットを享受できますので、ウォーキングの後やダイエットエクササイズの後などに利用することをおすすめします。