ソイプロテインの大豆イソフラボンの含有量は注意したほうが良い?
ソイプロテインは大豆を使用しているので『大豆イソフラボン』の効果を期待できる事から、多くの女性たちの間で高い人気を誇っています。
しかし、この大豆イソフラボンについて詳しく知らない方も多いでしょう。
実際に、大豆イソフラボンは女性にとって魅力的な効果はいくつもありますが、摂取すべき上限が決められているのです。
そこで、大豆イソフラボンの効果や摂取量について紹介するので、参考にしてみて下さい。
ソイプロテインの大豆イソフラボン
ソイプロテインに含まれている大豆イソフラボンは、様々な効果があるので、注目されていますが、いくつか注意すべきポイントがあります。
その注意点を理解しないで、大豆イソフラボンを多く摂取していたら問題が起きる可能性があるので、詳しく解説します。
大豆イソフラボンの効果
大豆イソフラボンの摂取量を知る前に、まずは効果について知らなければ、自分も摂取したほうが良いのか分からないでしょう。
実は、大豆イソフラボンは、女性ホルモンに近い働きがあるので、髪や爪に良い影響を与えてくれます。
そのような効果がある大豆イソフラボンは、和食を中心にした食生活を送っていれば、摂取しやすいのですが、最近では多くの日本人女性の食生活は欧米化しています。
そのため、ソイプロテインを飲んで、大豆イソフラボンを摂取する方たちが増えてきました。
大豆イソフラボンの上限
大豆イソフラボンは、美容面でメリットがありますが、1日の摂取量の上限が決められていて、70~75mgとされています。
大豆イソフラボンを多く含んでいる食材は、大豆が多くなっています。
フジッコのサイトの発表によれば、納豆は1パックで約35.5mg・豆腐は1丁で約80mg・豆乳は約82mg・きなこは大さじ8杯で約77mgである事が分かりました。
きな粉の場合には、特定の料理だけに使う方が多いのは事実ですが、その他の食材は和食を取り入れている方であれば、気軽に大豆イソフラボンを摂取できる事が分かるでしょう。
過剰摂取に注意
大豆イソフラボンの摂取量の上限は、それほど高くないので、納豆や豆腐を多く食べ過ぎたら、簡単に上限を超えてしまいます。
それでは、上限を超えたら、どのような事が起きてしまうのかと言えば『女性ホルモンのバランス』が崩れてしまう可能性があるのです。
大豆イソフラボンは女性ホルモンと似たような働きがあるので、多く摂取してしまえば、ホルモンバランスが崩れてしまうのは仕方のない部分です。
もしも、ホルモンバランスが崩れてしまえば、体に悪い影響を与えてしまうので注意しなければいけません。
注意すべきケース
和食の大豆イソフラボンの摂取量を考えたら、簡単に上限を超えるので、多くの方たちの間で問題が起きていても不思議ではありません。
ところが食品安全委員会は、ある2社の製品の調査において「妊婦・妊娠の可能性がある方・小児の摂取は推奨できないが、その他の人では安全性に問題がない」と結論づけました。
2社の含有量が大幅に超えるという訳ではなかった事が大きかったようですが、大人の方で妊娠をしていなければ、それほど神経質になる事はないでしょう。
ただし、安全とは言い切れないので、ソイプロテインで大豆イソフラボンを摂取する場合には、普段の食事で大豆イソフラボンをあまり摂取していない方だけにしたほうが良いでしょう。
髪が傷んでしまうケース
大豆イソフラボンを摂取しておけば、ツヤのある髪をキープしやすくなりますし、一部では抜け毛対策にもなると言われています。
しかし、普段から髪のケアをしておかなければ、大豆イソフラボンを摂取していても、問題が起きてしまう事になるので詳しく解説しましょう。
紫外線のダメージ
夏場の季節になったら、紫外線のダメージが大きくなってしまいます。
多くの女性たちは、肌に日焼け止めを塗って対抗策を講じているかと思いますが、髪には何も対策を講じていないでしょう。
実は、紫外線は、肌だけではなく髪にも大きなダメージを与えてしまうのです。
髪にあまりダメージを与えないようにするためには、紫外線のダメージが大きくなる時期には、日傘を利用して対策を講じたほうが良いでしょう。
ドライヤーの乾燥時間
シャワーで髪を濡らした後は、ドライヤーでしっかりと乾かしておかなければ、眠っている間に雑菌が頭皮に繁殖していきます。
雑菌の繁殖を抑えるためには、ドライヤーで髪を乾かす事は重要ですが、ドライヤーの熱は髪の毛に大きなダメージを与えてしまうので注意しなければいけません。
髪のダメージを最小限に抑えながら乾かす方法は2つあって、1つ目はドライヤーを利用する時間を少なくする方法です。
実際に、ドライヤーの熱で、半乾きの状態にしておけば、その後は余熱で髪が乾いていきます。
2つ目は、ドライヤーの熱で半乾きにした後は、冷風に切り替えて乾かす方法です。
途中から冷風にすれば、髪の毛に与えるダメージを抑えながら、乾かす事が可能です。
健康的な爪をキープする際のポイント
大豆イソフラボンを摂取すれば、健康的な爪をキープする事もできますが、爪のケアを怠っていた場合でも問題が起きてしまう事があります。
女性であれば、ネイルアートを楽しみたい方が多いと思うので、どのようなケアをすれば良いのか紹介するので、みていきましょう。
ジェルネイルをした後のケア
爪に悪い影響を与えてしまうケースとして『ジェルネイル』を放置したケースが挙げられます。
ジェルネイルが浮いたり剥がれたりしている状態で、放置している時に、ジェルの隙間から水分が入り込んでいけば衛生面で悪い状態に陥ってしまいます。
最悪のケースでは爪が傷んでしまう恐れがあるので、ジェルが浮いたり剥がれたりしたら、ネイルサロンで直してもらったほうが良いでしょう。
乾燥対策
爪の状態が悪くなってしまうケースとして『爪の乾燥』があります。
実際に、爪が乾燥してしまえば、二枚爪・ささくれなどがある上に、最悪のケースでは『爪割れ』というケースもあるのです。
乾燥対策のためには、ネイルオイルを塗って、爪に潤いを与えたほうが良いです。
実は、ソイプロテインに含まれている『タンパク質』を摂取しておけば、爪の乾燥をある程度まで抑えやすくなります。
そのため、爪の乾燥対策を講じながらソイプロテインを飲む方法はおすすめです。
ソイプロテインの注意点
ソイプロテインを飲んでいる女性たちの中には、大豆イソフラボンを摂取するだけではなく、筋力アップするために飲んでいる方もいれば、ダイエットのために飲んでいる方もいるでしょう。
しかし、ソイプロテインには、いくつか注意すべきポイントもあるので詳しく解説します。
筋力アップしづらいプロテイン
大豆イソフラボンに含まれているタンパク質を摂取していけば、爪の乾燥対策を講じられるだけではなく、筋力アップしやすくなります(筋力トレーニングも必要なので注意)。
ただし、プロテインの中には、ホエイプロテインやカゼインプロテインもあって、これらのプロテインに比べたらソイプロテインは筋力アップしづらくなっています。
なぜなら、ソイプロテインを飲んだら、テストステロン値が下がるからです。
筋力アップするためには、テストステロン値を上げる必要があるので、少しでも筋力アップしたいと考えている場合には、注意したほうが良いです。
粉を溶かす方法
筋肉は、カロリーを消費する事ができるので、ソイプロテインを飲んでダイエットしようと考えている方は多いはずです。
しかし、大豆イソフラボンを溶かす場合に、水ではなく牛乳を使ったら、摂取カロリーが増えやすくなるので注意しなければいけません。
摂取カロリーが増えてしまえば、ダイエットが失敗する可能性があるので、牛乳で溶かす場合には、飲む量を抑えたほうが良いです。
まとめ
ソイプロテインに含まれている大豆イソフラボンは、女性にとって嬉しい効果がいくつもありますが、摂取量には上限が決められています。
大豆食品は、大豆イソフラボンの含有量が分かっていますが、ソイプロテインの場合には、タンパク質の量は表示されていても、大豆イソフラボンの含有量が表示されていない商品があります。
それでも、ソイプロテインの飲む量が、1日3杯程度であれば、それほど気にする必要はないでしょう。
参考URL・参考文献・根拠など
https://www.fsc.go.jp/sonota/daizu_isoflavone.html#4
https://www.meiji.co.jp/sports/savas/lecture/n12_2.php
https://www.fujiCCo.co.jp/know_enjoy/health/isoflavone/topics/08.html
https://catalog-p.meiji.co.jp/products/sportsnutrition/sports/050111/2632317.html
https://catalog-p.meiji.co.jp/products/sportsnutrition/sports/050111/2632491.html